主演の浜辺美波(18)が、ギャンブル狂である謎多き転校生・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)を演じる人気深夜ドラマ「賭ケグルイ Season2」(TBS・毎週火曜深1時28分~、MBS・毎週日曜深0時50分~)が現在放送中だ。5月3日からは映画版も公開される話題作だが、そのなかで乃木坂46の人気メンバーとして活躍している松村沙友理(26)がほかの役者たちに負けない存在感を放っている。松村は夢子とギャンブル対決を繰り広げる夢見弓(ゆめみて)ユメミ役で出演。生徒会役員でありアイドルとしても活躍しながら、ファンを罵倒するという“裏“の顔を持つユメミという役どころをうまく表現している。
zakzakはそんな松村を直撃。作品にかける意気込みや所属する乃木坂46への思いなどについて話を聞いた。その様子を2回に分けて紹介する。(zakzak編集部)
<まずはドラマについて話を聞かせてください。ユメミ役のオファーが来たとき、まずどのような感想を持ちましたか?>
「監督の英(勉)さんとは映画『あさひなぐ』でご一緒させていただいたんですけど、そのときにユメミ役が私にピッタリだと思ってくださったみたいで。以前やった仕事がこういう形でつながっていくことが単純にうれしかったです。
ちょっと悪い感じの役はいつかやってみたいと思っていたので、私にとってユメミ役はチャレンジ。マネジャーさんも大丈夫なのかなって心配していましたけど、面白い役を与えていただいて本当にありがたいです」
<「賭ケグルイ」の世界観についてはどんな風に感じていますか?>
「いち視聴者としてギャンブル勝負を見ているときは気持ちが良いというかすごく楽しいんですけど、いざキャストとしてその世界に入ると大変(笑)。夢子役の浜辺さんもギャンブルシーンは神経を使うし精神力が必要だと仰っていたんですけど、その気持ちが分かりました」
<演じるユメミというキャラクターの魅力は?>
「ユメミちゃんは二面性があるんです。でも、それは真っ直ぐすぎるからこそなのかなと。『私はアイドルなんだ』って思ったら、もう真っ直ぐにアイドルをやらなきゃって頑張っちゃう女の子。その一方で、辛いときは『しんどい』って素直に言ってしまう。『賭ケグルイ』は自分に正直なキャラクターが多いと思うんですけど、その中でもユメミちゃんはより人間っぽい気がします」
<ユメミに共感できるところはありますか?>
「ユメミちゃんはアイドルでありながら、裏ではファンの人たちのことを『気持ち悪いんだよ』なんて言っているんですけど、その“暴言”をファンの人たちに聞かせるぞって言われたら『嫌だっ』て抵抗するし、聞いてほしくないって思う。それって、結局ファンの人たちのことが好きだっていうこと。そういうファンの人への思いを大切に思う気持ちという点は共感できますね。
私は結構ファンの人たちに素直な気持ちを伝えちゃったりするんですよ。握手会のときも『疲れちゃった』って正直に言っちゃったり(笑)。でも、ユメミちゃんは、ファンの前では“アイドルのユメミ”として存在していて、辛い思いなんて隠していると思うんです。今回、ユメミちゃんを演じて私ももっと頑張らなきゃって思いました」